8月20日は、福島神道青年会田村副会長にバスへ同乗いただき、
福島の被害と現状についてお話を伺いながら、
双葉郡富岡町や楢葉町、広野町などを視察したり、
被災神社を参拝をしたりしました。
早朝、花をバスに載せます。
この緑色のビニールの下には、除染などで出た土等が保管されています。
常磐自動車道では、すれ違う車もほとんど通りません。
人が車が通らない道というのは、とてもさみしいものです。
麓山神社を参拝
この看板がなかったら、放射線の有無には全く気付くことができません。
ちょうど除染の作業中でした。
境内は崩れたままです。
作業員の方。
除染で出た土は、境内に保管されています。
果たして、どれほど効果があるものなのか。。。
この先の道路は封鎖中です。
これより先は許可証なしには進めません。
民家が草に覆われていました
震災前までは、きれいな田園風景が広がっていたところだそう。
立入はできません。
無人の学校も草に覆われていました。
富岡町にある諏訪神社を参拝しました。
参道も草で覆われています。
草の中を進んでいきます。
手水舎はしっかりと立っています。
灯籠はほとんど落ちていましたが、よくできています。
鳥居も、地震の被害はほとんどないようです。
立派な社殿です。
富岡町でも、津波被害の大きかった富岡駅に向かいます。
建物はあの時のまま残っています。
駅の駐車場に、東日本大震災慰霊碑がありました。
JR富岡駅
津波の力で、これほど曲がっています。
本当に、あの時から変わってないようです。
駅前の建物。津波で壊れた建物です。
この車は、どなたの車なのか。
パーキング入口の案内も、グニャリと曲がっています。
線路に車が落ちています。
駅前の線量計。
3年半経って、転がったままの車を見るとは思いませんでした。
木戸八幡神社 とてもきれいな神社です。
参拝。
狛犬が社殿を向いています。もともとこうなのか、直すときに間違えたのか。。。
楢葉八幡神社
鳥居は折れ、灯籠は倒れたようです。
参拝。
久ノ浜 諏訪神社
正式参拝。
高木宮司様より現状の説明を受ける。
花を植えるために、星廼宮神社へ移動。
3年前に来たときは、瓦礫と焼けた車だらけだった場所。
今は何もない、更地状態。
参拝。
右にあるのが、津波と火災の中唯一残った奇跡の神社。
花を植える作業。
雑草を取り除き、土に肥料を混ぜる。
作業終了!!
今は静かで穏やかな海。
7Mの堤防を建設しているとのこと。
高木宮司様曰く、今までは海の状況を目と音で確認していたが、
堤防ができると海が見えなくなるので、音で判断するしかなくなってしまう、とのこと。
高木宮司様より挨拶。
福島県神道青年会 田村副会長様
栃木県青年神職むすび会 滝口会長
福島の復興と共に、このきれいな景色が末永く続きますように。
(文責・写真提供 広報委員会副委員長 根本)