平成28年10月4日(火)、むすび会広報委員会企画の広報研修を行いました。
当日は、午前10~12時まで浜離宮三井ビルにある(株)電通パブリックリレーションズ本社へ伺い
(株)電通パブリックリレーションズ
コミュニケーションデザイン局
コーポレートコミュニケーション戦略室
コーポレートコミュニケーション戦略部
シニア・コンサルタントの細川一成(ほそかわ かずなり)氏と
(株)電通パブリックリレーションズ
第3ディレクション局
シニア・アドバイザーの昆弘人(こん ひろと)氏に
『広報におけるウェブの活用』と題する講義をいただきました。
今や当たり前になっているインターネットも、15年まえの1日あたりの接触時間に比べると4倍を超える伸びになっているようですが、
一方で、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の4大メディア接触時間は軒並み減少しているようです。
平成25年に、初めてインターネット利用者が1億人を突破し、国民の85%近い人々が現在日本で利用しています。
これは、平成25年にガラケーを上回ったスマートフォンの普及とも密接に繋がっているようです。(ただし、50代以上は圧倒的にガラケーが多い)
つまり、20代以下の世代はインターネットとの接触時間がメディア接触時間の大部分を占め、
一方で、60代以上の世代はインターネットの接触時間が極めて少ないという現実があります。
ネットの接触時間が伸びている最大の要因は、ソーシャルメディアが普及してきたことです。
このソーシャルメディアの普及が情報流通の構造を複雑に変化させているのです。
こうして複雑に変化した情報流通構造で言えることは、
情報は届かない ということ。。。
1日に発信されている情報のうち、受け取られている(見られている)情報は、たったの0.004%だそうです。(平成21年で)
つまり、99.996%の情報は受け取られることなく、発信されただけの情報となっているわけです。。。
そこで、こうした複雑な情報流通構造の中で情報を伝えていくには、
発信したい情報にある加工をして発信することが今現在考えられている最良の方法だそうです。
それは、当日伺った吾々会員がしっかりと学んできました。
午後2~4時までは、東京都綾瀬にある(株)東京マルイ本社へ伺い、
営業広報部係長の島村優(しまむら まさる)氏に
東京マルイの広報業務と広報についてお話をいただきました。
私(広報委員長)は大学生のころ、この会社のイベントスタッフとして働かせていただいていたので、
島村さんとは11年ぶりの再会でした。
東京マルイの広報に関すること、
東京マルイという会社の成り立ち、
いかにして国内9割のシェアを獲得するに至ったのか、など
2時間にわたって詳細にお話いただきました。
インターネット普及に伴って情報発信をいかにしていくべきなのか、
そして、企業がどういった方針で広報活動に取り組んでいるのか。
訪問した会員にとっては、今後の神社広報を行っていく上で、
極めて有意義な研修となったことと思います。
文責:根本
写真:根本・山本・毛利OB