平成27年8月20日、栃木県神社庁において栃木県青年神職むすび会広報委員会・研修委員会合同研修会(講演会)が開催されました。
第一部では、
日本大学法学部新聞学科の湯淺正敏教授に、
広告のトレンドやブランデットコンテンツ、ブランド・フィソロフィー、Paid MediaからEarned Media、Owned Mediaへの変化、
広告受難の時代のコンテンツマーケティング、最近話題の動画広告などを、
実際の映像を交えながらお話していただきました。
広報委員長が在学中に教授の講義を受講していたことから企画した研修ですが、
内容がアカデミックなだけに、単純に「答え」を教えてほしいと思っていた会員には少し内容が難しかったかもしれません。
現代では単にお金を払ってマス広告を出しただけでは期待通りの効果が見込めず、そこからEarnedやOwnedといったメディアへ連携させ、
マス広告にリーチした人とより深い関係を築き上げていかなければならないということが、
企業にも神社にも等しく当てはまっているのだということを認識できたのではないかと思います。
大学の講義が「答え」を教えるものではないように、
今回の講演から、広告とコンテンツマーケティングに関して学びを深め、自らが答えを導き出す契機としていただけたらと思います。
開講式
開講の辞 横瀬副会長
神宮遥拝 栁田会長
敬神生活の綱領唱和 寺内庶務
会長挨拶 栁田会長
事業副委員長 高橋さん (会場の準備協力ありがとうございました!)
湯淺教授の講演
真剣に聞き入る会員
記念撮影
T&Dパートナーズ 鈴木様の損保講習
ソニー生命 佐藤様の生保講習
ソニー生命 佐藤様の対人コミュニケーション講習
閉講の辞 福田副会長
第二部では、
保険講習会ということで、損保会社からみる神社リスクについてT&Dパートナーズ鈴木様より、
施設賠償保険・労働災害保険・生産物賠償保険・火災保険について事例を挙げながら具体的なお話をいただきました。
通勤中の交通事故でも雇主に責任があるという判例もあるということや、自動車保険に個人賠償保険を加えておけば、
自分や家族の過失で個人賠償を負わなければならない事態が生じた場合、それをカバーすることができる、など、
なるほどと納得する内容も多かったです。
次に、ソニー生命の佐藤様からは、生命保険のイメージと、日本の生命保険加入率、生命保険の3つの分類とその特長を解説していただき、
生命保険は金融商品のため、「入る」ものではなく「買う」ものであるということを教えていただきました。なかなか難しいイメージの合った生命保険ですが、
そのシステムを知ることで、理解が深まったと思います。
最後に、対人コミュニケーションとして、人の思考のタイプによって、ものの考え方や行動にどういった差があり、
それに合わせてアプローチすることの大切さを学びました。
今回は、広告と保険という、異色の組み合わせの研修会でしたが、
ひとりひとりがこれからの神社や自身の未来設計を立てていく上で、
非常に有意義な研修会になったのではないかなと思います。
当日参加された会員のみなさん、お疲れさまでした。
文章:広報委員長 根本
写真:広報委員 斎藤